ConoHa WING複数サイト運営術！月額891円で10サイト以上を効率管理するコスト最適化テクニック

複数サイト運営のコスト問題を解決

「ブログを3つ運営しているけど、サーバー代が月額3,000円超えている」
「サイトごとにサーバー契約するのは管理が大変」
「安いサーバーだと1つのサイトすら遅い」

ConoHa WINGなら、月額891円のベーシックプランで10サイト以上を快適に運営できます。

本記事では、実際に 15サイトを1つのアカウントで管理 している手法を公開します。

ConoHa WINGで複数サイトが運営できる理由

高性能スペックの余裕

ベーシックプラン (月額891円)のスペック：

• vCPU: 6コア
• メモリ: 8GB
• SSD: 300GB
• 転送量: 27TB/月

このスペックは、中規模サイト10個分以上の処理能力に相当します。

独自ドメインが無制限

追加ドメインの費用：

• 1〜2個目: 永年無料 (WINGパック特典)
• 3個目以降: 通常ドメイン料金 (年間1,000円〜)

データベースが無制限

MySQL/MariaDB：

• データベース数: 無制限
• WordPressサイトごとに独立したDBを作成可能

複数サイト運営の3つの方式

方式1: 独自ドメインで完全分離（推奨）

メリット：

• 各サイトが完全に独立
• SEO効果が最大
• サイト売却時に分離が容易

設定方法：

ConoHa WINGコントロールパネル:
1. サイト管理 → +ドメイン
2. 「新規ドメインを追加」を選択
3. ドメイン名を入力
4. 無料独自SSLを利用する: ON
5. 追加をクリック

WordPressインストール:
1. サイト管理 → サイト設定
2. +アプリケーション
3. WordPress を選択
4. 先ほど追加したドメインを選択
5. インストール

コスト例：

ベーシックプラン: 891円/月
独自ドメイン2個: 0円 (永年無料)
独自ドメイン3個目〜: 約100円/月

合計: 約1,000円/月 で5サイト運営可能

方式2: サブドメインで関連サイト構築

適している用途：

• メインサイトの子サイト
• サービスごとの分離 (blog.example.com, shop.example.com)
• テスト環境の構築

設定方法：

サブドメインの追加:
1. サイト管理 → +ドメイン
2. 「サブドメインを追加」を選択
3. サブドメイン名を入力 (例: blog)
4. 親ドメインを選択 (例: example.com)
   → 結果: blog.example.com
5. SSL設定: ON
6. 追加をクリック

メリット：

• ドメイン費用がかからない
• 親ドメインのSEO評価を一部継承
• 管理がシンプル

方式3: WordPressマルチサイト機能

上級者向け：

• 1つのWordPressで複数サイトを管理
• サブドメインまたはサブディレクトリで分離

設定手順：

// wp-config.php に追加
define('WP_ALLOW_MULTISITE', true);

// WordPressダッシュボード
ツール → ネットワークの設置 → インストール

// wp-config.php と .htaccess を指示通り編集

注意点：

• テーマ・プラグインが全サイトで共通になる
• トラブル時の影響範囲が広い
• 初心者には方式1・2を推奨

リソース配分の最適化

プラン選択の目安

サイト規模別の推奨プラン：

サイト数	月間PV合計	推奨プラン	月額料金
1-5サイト	〜10万PV	ベーシック	891円
6-10サイト	10-50万PV	スタンダード	1,925円
11-20サイト	50-100万PV	プレミアム	3,850円
21サイト〜	100万PV〜	ビジネス	11,550円

データベースの効率的な管理

DB数の把握：

-- 各サイトのDB使用量を確認
SELECT 
    table_schema AS 'Database',
    ROUND(SUM(data_length + index_length) / 1024 / 1024, 2) AS 'Size (MB)'
FROM information_schema.tables
GROUP BY table_schema;

最適化スケジュール：

週次メンテナンス:
- 各サイトでWP-Optimizeを実行
- リビジョン削除 (最新5件を残す)
- トランジエント削除

月次メンテナンス:
- データベーステーブル最適化
- 未使用プラグインの削除
- 画像の圧縮・整理

SSD容量の監視

容量確認方法：

ConoHa WINGコントロールパネル:
サイト管理 → サイト設定 → 各サイトの容量をチェック

目安:
- 小規模ブログ: 500MB〜2GB
- 中規模サイト: 2GB〜10GB
- 画像が多いサイト: 10GB〜50GB

容量節約テクニック：

// functions.phpに追加: 画像アップロード時に自動圧縮
function compress_uploaded_image($file) {
    if ($file['type'] == 'image/jpeg') {
        $img = imagecreatefromjpeg($file['file']);
        imagejpeg($img, $file['file'], 85); // 85%品質で圧縮
        imagedestroy($img);
    }
    return $file;
}
add_filter('wp_handle_upload', 'compress_uploaded_image');

セキュリティ対策: 複数サイトを守る

サイトごとの独立性を確保

ディレクトリ構造：

/home/ACCOUNT/
  ├─ public_html/
  │  ├─ site1.com/
  │  │  └─ public_html/
  │  ├─ site2.com/
  │  │  └─ public_html/
  │  └─ site3.com/
  │     └─ public_html/

パーミッション設定：

# 各サイトのディレクトリ
find /path/to/site -type d -exec chmod 755 {} \;
find /path/to/site -type f -exec chmod 644 {} \;

# wp-config.phpは特別に保護
chmod 600 wp-config.php

ログイン情報の分散管理

パスワード管理のベストプラクティス：

サイトごとに異なるパスワードを設定:
- 複雑なパスワード (16文字以上)
- 英数字+記号の組み合わせ
- パスワードマネージャー (1Password, Bitwarden) で管理

管理者ユーザー名:
- 「admin」は使用禁止
- サイトごとに異なる名前

WAFとIP制限の活用

ConoHa WING WAF設定：

サイト管理 → サイトセキュリティ:
- WAF: ON
- 国外IPアクセス制限: ON (日本国内向けサイトの場合)
- ログイン試行回数制限: 5回/5分

WordPress側:
プラグイン「Wordfence Security」をインストール
- ファイアウォール: 有効
- ブルートフォース攻撃対策: 有効
- 2段階認証: 推奨

バックアップ戦略

自動バックアップの設定

ConoHa WING標準機能：

バックアップ設定:
- 自動バックアップ: ON (無料)
- 保存期間: 14日間
- 対象: Webサイト、データベース、メール

復元方法:
サイト管理 → 自動バックアップ
→ 復元したい日付を選択 → 復元実行

プラグインでの追加バックアップ：

UpdraftPlus設定（全サイトに導入推奨）:
- スケジュール: 週1回
- 保存先: Google Drive / Dropbox
- 保存数: 4世代

メリット:
- 外部ストレージに保存でリスク分散
- ConoHa WINGのバックアップと二重化

サイトごとのバックアップ管理

バックアップ一覧表の作成：

| サイト名 | ドメイン | 最終バックアップ | 次回予定 | 保存場所 |
|---------|---------|----------------|---------|---------|
| メインブログ | blog.example.com | 2025-11-20 | 2025-11-27 | Google Drive |
| ポートフォリオ | portfolio.example.com | 2025-11-19 | 2025-11-26 | Dropbox |
| ECサイト | shop.example.com | 2025-11-21 | 毎日 | AWS S3 |

運用効率化のテクニック

一括管理ツールの活用

ManageWP (無料) の導入：

機能:
- 複数サイトのダッシュボード一元管理
- プラグイン・テーマの一括アップデート
- セキュリティスキャン
- バックアップ管理
- パフォーマンス監視

使い方:
1. ManageWP.comでアカウント作成
2. 各WordPressサイトにManageWPプラグインをインストール
3. サイトを登録
4. ダッシュボードから全サイトを一括管理

テンプレート化で効率アップ

新サイト立ち上げテンプレート：

標準プラグインセット:
1. LiteSpeed Cache (高速化)
2. EWWW Image Optimizer (画像最適化)
3. Wordfence Security (セキュリティ)
4. UpdraftPlus (バックアップ)
5. Contact Form 7 (お問い合わせ)
6. Yoast SEO (SEO対策)

標準設定:
- パーマリンク: /%postname%/
- タイムゾーン: 東京
- ディスカッション: コメント承認制
- メディア: 画像サイズ最適化

定期メンテナンスのチェックリスト

## 週次チェック（所要時間: 30分）
- [ ] 全サイトのアクセス可能性確認
- [ ] 異常なトラフィックスパイクの確認
- [ ] エラーログの確認
- [ ] バックアップ完了確認

## 月次チェック（所要時間: 2時間）
- [ ] WordPressコア・プラグイン更新
- [ ] データベース最適化
- [ ] SSL証明書の有効期限確認
- [ ] Google Search Console のエラー確認
- [ ] Google Analytics でPV・エラー確認
- [ ] リソース使用量の確認

## 四半期チェック（所要時間: 半日）
- [ ] セキュリティスキャン
- [ ] サイト表示速度測定・改善
- [ ] コンテンツの棚卸し
- [ ] 不要プラグインの削除
- [ ] 画像の最適化・削除

コスト比較: 複数サイト運営の圧倒的な経済性

従来の運営コスト

サイトごとに契約する場合：

エックスサーバー スタンダード × 3サイト:
990円 × 3 = 2,970円/月

ロリポップ ハイスピード × 5サイト:
550円 × 5 = 2,750円/月

ConoHa WINGでの運営コスト

ベーシックプラン (36ヶ月契約)：

サーバー代: 891円/月
独自ドメイン2個: 0円 (永年無料)
追加ドメイン3個: 約300円/月 (年間1,200円×3個÷12ヶ月)

合計: 1,191円/月 で5サイト運営

1サイトあたり: わずか238円/月！

スタンダードプランでの大規模運営：

サーバー代: 1,925円/月
独自ドメイン2個: 0円
追加ドメイン8個: 約800円/月

合計: 2,725円/月 で10サイト運営

1サイトあたり: 272円/月
従来の1/4以下のコスト！

実践例: 15サイトを1アカウントで運営

運営サイトの内訳：

メインブログ (独自ドメイン): 月間50,000PV
ポートフォリオサイト (独自ドメイン): 月間5,000PV
趣味ブログ×3 (サブドメイン): 各10,000PV
テストサイト×10 (サブドメイン): 開発用

プラン: スタンダード (月額1,925円)
合計PV: 約100,000PV/月

パフォーマンス：

• 平均ページ読み込み時間: 0.8秒
• サーバー応答時間: 150ms
• リソース使用率:
  • CPU: 平均35%
  • メモリ: 平均45%
  • SSD: 120GB / 400GB使用

まだまだ余裕があります！

まとめ: ConoHa WINGで実現する低コスト・高パフォーマンス

ConoHa WINGでの複数サイト運営の 5つのメリット：

💰 圧倒的なコストパフォーマンス

• 月額891円で10サイト以上運営可能
• 1サイトあたり100円以下のランニングコスト
• 独自ドメイン2個永年無料

⚡ 国内最速の高性能環境

• 複数サイトでも表示速度が低下しない
• 6コアCPU、8GBメモリの余裕
• オールSSD構成による高速読み書き

🛡️ 強固なセキュリティ

• WAF標準装備で全サイト保護
• 無料SSL証明書で全サイトHTTPS化
• 自動バックアップで安心運用

📊 効率的な管理

• 統一された管理画面
• 一括バックアップ・復元
• リソース使用量の可視化

📈 柔軟なスケーラビリティ

• サイト追加が簡単
• プラン変更でスペックアップ可能
• 必要に応じて個別サーバーへ分離も容易

複数のWebサイトを運営する方にとって、ConoHa WINGは 最も賢い選択 です。

高性能・低コスト・管理効率の三拍子が揃った環境で、あなたのWebビジネスを加速させましょう！