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Next.js Edge Runtime実践ガイド【2025年版】:低レイテンシとストリーミングを最大化する

Next.jsのEdge Runtimeを安全に活用するための設計指針と実装レシピ。Route Handlers、Middleware、ストリーミングSSR、キャッシュ戦略、データアクセス、観測までを網羅。Node.js Runtimeとの差分も明確化。

時計のアイコン13 September, 2025
TH

Tasuke Hub管理人

東証プライム市場上場企業エンジニア

情報系修士卒業後、大手IT企業にてフルスタックエンジニアとして活躍。 Webアプリケーション開発からクラウドインフラ構築まで幅広い技術に精通し、 複数のプロジェクトでリードエンジニアを担当。 技術ブログやオープンソースへの貢献を通じて、日本のIT技術コミュニティに積極的に関わっている。

🎓情報系修士🏢東証プライム上場企業💻フルスタックエンジニア📝技術ブログ執筆者

いつEdgeを使うべきか(判断基準)

  • 低レイテンシ配信が重要(グローバル分散・キャッシュ適合)
  • 軽量な前処理/認可/AB振り分け/地理判定が主目的
  • ストリーミングで体感速度を向上したい(RSC/SSR)

避けるケース:重いCPU処理、長時間接続のサーバーサイドI/O、Node専用APIが必須(fs等)。


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この記事の内容と高い親和性が確認できたベストマッチです。早めにチェックしておきましょう。

Route Handlersでの基本構成

// app/api/hello/route.ts
export const runtime = 'edge';

export async function GET() {
  return Response.json({ message: 'hello from edge' }, {
    headers: { 'Cache-Control': 'public, max-age=60, stale-while-revalidate=300' },
  });
}

ポイント:

  • runtime = 'edge' を明示。Node限定APIは使わない。
  • キャッシュヘッダを積極活用(短TTL + SWR)。

さらに理解を深める参考書

関連記事と相性の良い実践ガイドです。手元に置いて反復しながら進めてみてください。

ストリーミングSSR(RSC)

// app/edge-stream/page.tsx
export const runtime = 'edge';

export default async function Page() {
  const data = fetch('https://example.com/api', { cache: 'no-store' }).then(r => r.json());
  return (
    <main>
      <h1>Edge Streaming</h1>
      {/* サーバーコンポーネントの分割により段階描画 */}
      {/* 慣例的にSuspense境界で体感速度を改善 */}
      {/* @ts-expect-error Server Component */}
      <Content promise={data} />
    </main>
  );
}
// app/edge-stream/Content.tsx
export default async function Content({ promise }: { promise: Promise<any> }) {
  const data = await promise;
  return <pre>{JSON.stringify(data, null, 2)}</pre>;
}

さらに理解を深める参考書

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Middlewareのユースケース

// middleware.ts
import { NextResponse } from 'next/server';

export const config = { matcher: ['/articles/:path*'] };

export function middleware(req: Request) {
  const url = new URL(req.url);
  // 例:ジオ/AB判定/簡易Bot制御
  if (url.searchParams.get('ab') === 'b') {
    url.pathname = url.pathname.replace('/articles', '/exp/articles');
    return NextResponse.rewrite(url);
  }
  return NextResponse.next();
}

さらに理解を深める参考書

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エッジでのデータアクセス

  • フェッチは同一PoP近傍のキャッシュを活用。next: { revalidate } も検討。
  • 簡易KV/キャッシュ層(外部サービス)を活用し、RTTを短縮。
  • セッションはJWT/署名Cookieを使用し、ステートレスに設計。
// キャッシュ付きフェッチ例
export async function getJson(url: string, ttl = 60) {
  const res = await fetch(url, { next: { revalidate: ttl } });
  if (!res.ok) throw new Error('fetch failed');
  return res.json();
}

さらに理解を深める参考書

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キャッシュ設計(HTTP/アプリ)

  • 静的: public, max-age=31536000, immutable
  • 準動的: max-age=60, stale-while-revalidate=300
  • 動的: no-store(ただし結果の一部は分割してキャッシュ)

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観測とフォールバック

  • 重要エンドポイントは成功率/レイテンシ/タイムアウト率を計測し、しきい値を超えればNode Runtimeへフォールバック。
  • 例外は構造化してロギング。ユーザーへのフェイルソフト(キャッシュ/既定値)を用意。

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まとめ

Edgeは「軽く速く」。前処理・判定・ストリーミング・キャッシュを組み合わせ、Nodeが得意な重処理は委任する分業で最大効果を得られます。

さらに理解を深める参考書

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